研究課題/領域番号 |
15K17145
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
岩下 仁 九州大学, 経済学研究院, 講師 (30608732)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | マーケティング / 市場志向 / 代替的な戦略志向性 / 製品開発 / 定量調査 / 代替的志向性 / 代替的志向 / デザイン志向 / 代替的な志向性 / 実証分析 / 商学 |
研究成果の概要 |
本研究の目標は、マーケティング研究の中核概念である市場志向と代替関係にある戦略志向性が成果要因にどのような効果を有しているかについて周辺環境を含め理論的に解明する事にあった。そこでまず、戦略志向性に関する先行研究のレビューを実施した。対象とした研究はJournal of Marketing等の国際学術誌である。次に、先行研究を踏まえ一連のメカニズム解明に関する仮説モデルを導出した。その際には代表的ビジネス誌やビジネス・パーソンへの取材を基に当該モデルを補強した。最後に、日本の東証一部の製造業企業で製品開発に携わるマネジャーを対象に定量調査を実施し、多変量解析を用い仮説モデルを検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の意義は第1に、市場志向や一連の戦略志向性がどのように成果要因に影響を及ぼすかを把握した点である。これにより、現実のビジネスでどの戦略志向性が有効かという実務的示唆が得られた。第2に、志向性と成果変数間に影響を与える周辺環境メカニズムを把握した点である。これによりどのような環境下にはどのような志向性を取り入れるべきかというマーケティング研究の理論的発展に貢献した。第3に、製品開発担当者への調査では日本の代表的企業に調査票を配布し実証分析を行なった。これにより、先行研究では解明されていない志向性間の関係性と、一連の志向性が影響を受ける周辺環境ひいては成果要因への影響を統計的に解明した。
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