研究課題/領域番号 |
15K17268
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 比治山大学 (2018-2019) 信州大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
神谷 真由美 比治山大学, 現代文化学部, 講師 (70710078)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 青年期 / 自己愛 / 過敏型自己愛傾向 / 発達的変化 / 愛着スタイル / 愛着 / 思春期 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,思春期から青年期における過敏型自己愛傾向の発達的変化と愛着スタイルとの関連の検討であった。中学生,高校生,大学生を対象とした調査により,過敏型自己愛傾向が思春期から青年期にかけて高まることが示された。また,過敏型自己愛傾向と愛着スタイルの関連を検討した結果,過敏型自己愛傾向と特に関連するのは愛着スタイルのうち「アンビヴァレント型」であり,過敏型自己愛傾向が改善した者は「アンビヴァレント型」が減少していることが明らかとなった。これより,青年の過敏型自己愛傾向を改善するためには,対人関係におけるアンビヴァレントな考え方に焦点を当てる支援が有効と示唆される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
思春期から青年期に生じる心理的問題の根底には,自己愛の歪みや傷つきの存在が指摘されている。自己愛傾向は誇大型と過敏型の2つのタイプがあるが,日本では文化的背景から過敏型自己愛傾向が表れやすいと指摘されている。本研究では,過敏型自己愛傾向に焦点をあて,中学生・高校生・大学生を対象に過敏型自己愛傾向の発達的変化をとらえたことに意義がある。 また,自己愛傾向と愛着スタイルとの関連を検討し,青年の過敏型自己愛傾向を改善するためには,対人関係におけるアンビヴァレントな考え方に焦点を当てる支援が有効という示唆を得たことに意義がある。
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