研究課題/領域番号 |
15K17290
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
大島 郁葉 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 講師 (40625472)
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研究協力者 |
大渓 俊幸
村田 倫一
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / スキーマ療法 / 高機能自閉 / 高機能自閉スペクトラム症 / 二次障害 / 成人期 / 合併精神障害 / シングルアーム / 認知行動療法 |
研究成果の概要 |
二次障害をもつ成人の高機能自閉スペクトラム症者を対象としたスキーマ療法の開発とパイロットシングルアーム試験を行った。スキーマ療法の開発においては、ヤングスキーマ尺度短縮版の日本語版標準化を行った。その後、その後、成人の高機能自閉スペクトラム症者13名を対象に25回の回数限定型のスキーマ療法を行った。施行の結果、主アウトカムである生活機能尺度(GAF)および副次的アウトカムであるベック抑うつ尺度、WHO-OQL尺度において介入前後において有意な変化が見られた。結果から、高機能自閉スペクトラム症者に対しスキーマ療法の有効性が示唆される結果となった。今後はさらに対照群を用いて施行を行う。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は、青年期まで未診断であったASD者およびその養育者を対象として、通常診療(TAU)にスキーマ療法を用いた心理教育を併用(COMB)した方が、TAUを単独で行った 場合よりもAS特性に対する適応的コーピングが向上することを、ランダム化比較試験により検証することである。本青年期ASD者の支援は不適応感の対処療法が中心となることが多いが、本研究ではAS特性の理解と受容、対処を促すプログラムであることに独自性がある。
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