研究課題/領域番号 |
15K17305
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 淑徳大学 |
研究代表者 |
中坪 太久郎 淑徳大学, 総合福祉学部, 准教授 (90456377)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 自閉症スペクトラム障害 / 認知機能 / ASD / 認知機能障害 / 認知機能改善療法 / 認知リハビリテーション |
研究成果の概要 |
学校や会社などのコミュニティでの生活が必要となる成人期においては,発達障害支援についても機能面や社会面など,多様な方法で対応していくことが必要である。本研究では,成人期にある自閉症スペクトラム障害(ASD)の情報処理機能に注目し,その特徴の理解と改善に向けたアプローチの効果に関する検証を行った。得られた成果として,ASD患者の情報処理機能は,統合失調症群ほどではないものの,健常群と比べると低い成績を示す領域があることが示唆された。また,認知機能の向上を目的とした支援の検討からは,参加者に共通したプログラムよりも,患者個々の特徴を考慮したプログラムを組み合わせることが必要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果の学術的意義としては,成人期にある自閉症スペクトラム障害(ASD)患者の認知機能に着目し,その全般的特徴について明らかにした点,およびその改善可能性を示した点を挙げることができる。特に改善手法については,領域によってその効果が確認されたことから,個々人の特徴を組み込んだ支援を準備していくことの重要性を示したと考えられる。また,情報処理の困難を課題レベルで示し,トレーニング的な支援で改善の可能性がある領域を見出した点は,今後発達障害支援に携わる関係者にとっても重要な知見となることから,社会的意義をもつ結果としても示すことができたと考えられる。
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