研究課題/領域番号 |
15K17445
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ナノ材料化学
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研究機関 | 富山高等専門学校 |
研究代表者 |
迫野 奈緒美 富山高等専門学校, その他部局等, 助教 (10734387)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ナノ粒子 / 気相生成 / コアーシェル / 構造解析 / コア-シェル |
研究成果の概要 |
2種類の異なる金属で構成される二元金属コアーシェル型ナノ粒子は、金属ナノ粒子の中でも特に触媒活性が高いことが知られている。液相中における金属イオンの還元によるナノ粒子作製は、コアおよびシェルとなる金属がイオン化傾向に依存しており、その順序を入れ替えた粒子を作製するには煩雑な操作を必要とするなど、ナノ粒子作製の自由度は低い。本研究では、液相中における金属イオン還元法とは異なる気相合成法を用いて、イオン化傾向の影響を受けないコアーシェル型ナノ粒子の簡便な作製法を確立することを目的とした。電気炉を2台連結させ金属を蒸気化し、不活性ガスを通すことでナノ粒子を作製することが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、ナノ粒子の基礎研究から工業的ニーズまで応える新しいナノ材料作製法となることにある。複数の金属を用いて作製されたナノ粒子の応用は、触媒以外にも、バイオセンシングプローブへの応用や水素吸蔵材料等、幅広い視点での利用がなされており、バリエーション豊富な金属粒子は工業的需要の一層の高まりが期待される。本手法が新しい多成分金属ナノ粒子の作製手段として確立することで、金属ナノ粒子の用途拡大と化学産業品の生産効率化を促進することが予想される。
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