研究課題/領域番号 |
15K17624
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山本 新 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 助教 (60615318)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 原子核理論 |
研究成果の概要 |
高温、高密度、高強度場といった極限状態の量子色力学(QCD)の性質を明らかにするため、第一原理計算である格子QCDの数値シミュレーションをスーパーコンピュータ上で実行し、様々な物理現象の数値解析を遂行しました。特に、格子QCDにおける新たな計算手法を考案し、ベリー位相や非可換渦といった、従来の格子QCDでは解析できなかった物理現象を初めて解析しました。研究期間全体を通じて、雑誌論文15本が出版され、学会発表9件を行いました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この宇宙には、私たちの身の回りの環境とは大きく異なる極限的な環境が存在します。例えば、宇宙に浮かぶ星々の中には、中性子星と呼ばれる超高密度の天体が存在します。また、宇宙が創成して初期の頃は、宇宙の温度は超高温であり、その中には高強度の電磁場が存在したと考えられています。宇宙の中だけではなく、地上で行われている素粒子・原子核実験でも同様の高温、高密度、高強度場が実現されています。本課題では、こうした極限環境における様々な物理現象の性質を第一原理計算によって明らかにしました。
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