研究課題/領域番号 |
15K17659
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 名古屋大学 (2018) 立教大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
横山 修一郎 名古屋大学, 基礎理論研究センター, 助教 (80529024)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | インフレーション / 初期密度揺らぎ / 原始ブラックホール / 宇宙マイクロ波背景輻射 / 宇宙大規模構造 / 初期非ガウス性 / 背景重力波 / 初期磁場 / 修正重力理論 / 初期揺らぎ / 暗黒物質 |
研究成果の概要 |
将来計画されている精密かつ大規模な宇宙論的観測による、インフレーションをはじめとした初期宇宙モデルの検証可能性についての研究を行った。結果として、これまで峻別が難しかったインフレーションモデルに対しても新たな知見が得られる可能性がわかった。 また、大きな成果として、2015年に初検出された連星ブラックホールからの重力波の源が原始ブラックホールである可能性を指摘し、原始ブラックホール研究、さらには初期宇宙研究の新たな方向性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
上記本研究で得られた結果により、2020年代の精密宇宙論的観測を通じて超高温高密度状態であったと考えられる初期宇宙の様子がより明らかになっていくことが期待される。つまり、地上実験では到底到達不可能なエネルギー状態における物理学の検証につながると考えられる。現在の物理学の基礎となっている素粒子標準模型や一般相対性理論がそのような高エネルギー状態で適用可能かどうかについての重要な知見が得られると考えられ、真の物理理論は何かという問いに迫るという意味で学術的に重要である。
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