研究課題/領域番号 |
15K17697
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 東北大学 (2016) 東京大学 (2015) |
研究代表者 |
今井 良宗 東北大学, 理学研究科, 講師 (30435599)
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研究協力者 |
前田 京剛 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (70183605)
鍋島 冬樹 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (30782776)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 鉄系超伝導体 / 薄膜 / 人工超格子構造 |
研究成果の概要 |
鉄カルコゲナイド超伝導体FeSe1-xTex薄膜の基礎物性の評価と,FeSe薄膜をベースにした人工超格子薄膜の作製を行った.FeSeで見られた構造相転移はTe置換とともに抑制され,構造相転移が完全に抑制されたTe量において,最も高い超伝導転移温度が得られることを明らかにした.また,(FeSe)-(FeTe)人工超格子薄膜を作製した結果,周期構造を反映したサテライトピークを観測し,透過電子顕微鏡像でも周期的な組成の変調を確認した.上部臨界磁場の異方性の結果は,本来障壁層であるFeTe層にSeが侵入することによって超伝導化し,この層が人工超格子の超伝導を担っていることを示唆している.
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