研究課題/領域番号 |
15K17715
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 (2018-2019) 東京大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
堤 康雅 国立研究開発法人理化学研究所, 創発物性科学研究センター, 研究員 (10631781)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 不純物効果 / 交流応答 / トポロジカル超伝導 / Keldyshグリーン関数 / 磁束渦糸 / カイラル超伝導 / トポロジカル超伝導体 / 磁束フロー抵抗 / 物性理論 |
研究成果の概要 |
トポロジカル超伝導体の磁束渦糸に束縛されたマヨラナフェルミオンの不純物効果を明らかにした。マヨラナフェルミオンの干渉に関する性質を記述するコヒーレンス因子が不純効果に反映されており、磁束渦糸を駆動した際の磁束フロー抵抗に影響を与える。また、非平衡現象を記述できるKeldyshグリーン関数を用いた数値計算手法を開発することで、マヨラナフェルミオンが束縛された磁束渦糸の交流電場下の動的性質も明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、マヨラナフェルミオンの干渉に関する性質を決めるコヒーレンス因子が動的性質に重要な寄与をすることが明らかになった。干渉効果は量子力学的な性質であり、マヨラナフェルミオンでは生成と消滅の演算子が等しいという際立った特徴を直接観測する道を拓く。コヒーレンス因子は、中性子非弾性散乱や準粒子干渉を利用すれば観測できると期待される。
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