研究課題/領域番号 |
15K18156
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
寺本 篤史 広島大学, 工学研究院, 助教 (30735254)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | コンクリート / ひび割れ制御 / 膨張材 / 収縮低減剤 / エトリンガイト / 水酸化カルシウム / 超高強度コンクリート / 自己収縮 / 遅れ膨張 / 高強度コンクリート / 自己収縮ひずみ |
研究成果の概要 |
膨張材は,エトリンガイト(AFt)や水酸化カルシウム(CH)といった膨張性水和物を生成することにより自己収縮低減に寄与するとされていたが,本研究により,超高強度領域の水セメント比においては,AFtは自己収縮低減にほとんど寄与せずCHの生成がより大きな効果を有していることが明らかになった。 また,膨張材を多量に使用した場合,セメントペーストが十分に硬化した後に未反応の膨張材が水和反応し,膨張圧による有害なひび割れを発生させる場合があること,これらの遅れ膨張は,水分が十分に供給されていない条件でも発生しうることが明らかにされ,膨張材の使用量には上限を設ける必要性が再確認された。
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