研究課題/領域番号 |
15K18618
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 |
研究代表者 |
向井 裕美 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 任期付研究員 (70747766)
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研究協力者 |
高梨 琢磨 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員等 (60399376)
所 雅彦 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員等 (70343796)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 胚 / 生物間相互作用 / 孵化 / 前適応 / 社会性 / 昆虫の胚 / コミュニケーション / 振動 / 物理的刺激 / 亜社会性ツチカメムシ類 |
研究成果の概要 |
亜社会性ツチカメムシ類の雌親は,孵化直前に振動シグナルを胚に与え,同期孵化を誘導する。孵化直前の胚は,卵内で活発に動き,特徴的な振動シグナルを発信して雌親の振動行動を解発することが明らかになった。雌親の振動は野外でも観察され,卵保護中の雌親は,同種雄や雌,幼虫の接近に対して,孵化振動と極めて類似した振動行動を示した。これらの振動は胚の孵化を一部誘導した。さらに,社会性をもたないカメムシ亜目の胚も振動に対する孵化応答がみられた。カメムシ亜目の胚は一般に振動受容能を有し,周囲の生物的環境由来の振動に適合した孵化システムを構築したと予想される。
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