研究成果の概要 |
カンキツ栽培において導入の進んでいるマルドリ栽培をリンゴに導入し,‘ふじ’および‘つがる’を用いて最適なストレス付与時期および期間を明らかにするとともに,果実肥大や収穫後果実の品質に及ぼす影響を調査した.ストレス付与期間中は蒸散速度が減少し,果実肥大が著しく抑制された.8月の2週間のストレス付与が糖度増加に効果的であるものの,‘ふじ’ではストレス付与後の果実肥大が抑制され収穫時の果実重量が減少した.一方‘つがる’では収穫直前にストレス付与を行うことで,果実重量を減らさずに糖度増加できる可能性が示唆された.
|