研究課題/領域番号 |
15K18848
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
尾関 法子 (小川法子 / 小川 法子) 愛知学院大学, 薬学部, 講師 (80409359)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 花粉症治療 / 核酸医薬 / ナノ粒子 / 経鼻投与製剤 / アレルギー / 薬学 / 製剤 |
研究成果の概要 |
花粉症は、一度発症すると、長く付き合っていかなければならない疾患であるため、副作用のない患者に優しい治療薬、また、患者の生活の質低下を緩和できる製剤が求められている。近年、花粉症発症年齢の低下が報告されていることからも、副作用のない患者に優しい治療薬が求められている。核酸医薬は、炎症に関連した遺伝子群を効率よく制御することが可能であり、副作用が既存の薬物と比べて少ない。そこで本研究では、花粉症治療を目的とした核酸医薬の鼻局所投与製剤を作製しその効果を評価した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、核酸医薬を含有するナノ粒子の作製に成功し、その物性を確認することができた。また、培養細胞を用いることにより、作製したナノ粒子がin vitroにて抗炎症作用を示すことを確認できた。さらに、鼻アレルギーモデル動物の作製に成功し、血管透過性亢進と組織染色による評価を行った。今後、作製した鼻アレルギーモデル動物を用いた評価を重ね、核酸医薬を含有する生分解性ナノ粒子の鼻アレルギー治療への有効性を明らかにすることで、現在の治療法よりも副作用の少ない花粉症治療薬の提言が期待される。
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