研究課題/領域番号 |
15K19011
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医化学一般
|
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
畠山 淳 熊本大学, 発生医学研究所, 助教 (90404350)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 大脳皮質 / 霊長類 / 神経幹細胞 / 脈絡叢 / 分泌因子 / 進化 |
研究成果の概要 |
高度な知能をもつヒトに代表される霊長類は、他の哺乳類と比較して際立って大きい大脳皮質を獲得した。神経発生の基本原理は、ほ乳類間でほぼ同じと考えられているのに、種間の脳の「違い」はどうやって形成されるのか?その機構はまだほとんどわかっていない。 我々は、マウスとカニクイザルを比較し、カニクザル胚の脈絡叢に特異的に発現する分泌因子を複数同定した。これらの因子は、機能解析においてヒト神経幹細胞の増殖を促進することが明らかになり、霊長類の脳が大きくなることに貢献していることが示唆される。これらの因子が霊長類の発生期の脳で発現することが、脳の大きさの違いをもたらす1つの仕組みかもしれない。
|