研究課題/領域番号 |
15K19155
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
飯田 洋 横浜市立大学, 医学部, 講師 (80600204)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 自己肯定感 / 学習意欲 / 動機づけ / 内発的動機づけ / 外発的動機づけ / 医学教育 |
研究成果の概要 |
自己効力感というのは、難しい問題から学習者が何かを学習する際、学習者自らが評価する精神的努力と達成感とに強く関連している。このことは将来医師となり様々な患者と接し、難しい臨床的問題と直面する医学生に大変重要である。 今回、我々は医学生の①学習意欲度、②疲労度、③学習目標志向度、④自己肯定感の程度、⑤自己効力感の程度、⑥自意識の程度を、性差・学年による違いを明らかにすべく、医学生76名、初期臨床研修医33名に対してアンケート調査を行った。 医学生3,4年生で学習意欲が他学年に比較して低下傾向であることがわかった。また学習意欲と自己肯定感が相関する傾向にあった。男女による性差では有意な差はなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医学部は6年間と他学部と比較し2年間長い。医学生達が入学時に皆持っている医学への真摯な情熱を、教育者側としていかに維持し続けるかという問題について調査し、対処法を検討したいという思いから、本研究を行った。 本研究はこれまで不十分であった医学生における動機づけと自己意識との関係性の解明に貢献するべく、アンケート調査を行った。医学生3,4年生で学習意欲が他学年に比較して低下傾向であることがわかった。また学習意欲と自己肯定感が相関する傾向にあった。男女による性差では有意な差はなかったことがわかった。調査結果を今後の医師養成の医学教育プログラムに応用できる可能性が示唆された。
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