研究課題/領域番号 |
15K19295
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
松田 彩子 帝京大学, 医学部, 助教 (30618997)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | QOL / がん患者 / 乳がん / Quality of life / 自己モニタリング / QOL評価 / 癌 / Quality of Life |
研究成果の概要 |
日常診療のなかで、QOL自己モニタリングを実施していくことによる患者自身および臨床への影響は明らかにされていない。QOL自己モニタリング効果の評価を目的に、無作為化比較試験を実施し、定期的にQOL自己モニタリングを実施する効果を評価した。緩和ケアを受ける患者対象にQOLと心理特性から評価した論文は海外雑誌に掲載された。また、Perceived Efficacy in Patient-Physician Interaction scaleの日本語版の信頼性および妥当性について検討し論文に掲載された。乳がん患者の自己モニタリングの有効性について論文を作成し海外雑誌に投稿した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
定期的にQOL自己モニタリングを実施することの意義として、以下の3点が考えられる。①医療従事者だけでなく患者自身も状態を把握できる。②医療者と患者間のコミュニケーション向上に貢献し、患者のQOL向上に役立つ。③患者の問題をみつけ、患者が話し合う機会をえることができる。 また、外来治療を受けるがん患者と緩和ケアを受けるがん患者を対象とすることで、治療中および積極的治療を終了した緩和ケア中のQOL自己モニタリングの効果を検討することで、幅広い情報を提案できる。本研究より、がん診療の医療現場で定期的なQOL自己モニタリングの活用が推奨されることが期待できる。
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