研究課題/領域番号 |
15K19564
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
血液内科学
|
研究機関 | 地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所 (2017) 公益財団法人神奈川科学技術アカデミー (2015-2016) |
研究代表者 |
宇留賀 友佳子 地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所, 戦略的研究シーズ育成事業, 研究員 (70464831)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 間葉系幹細胞 / ヒト脂肪幹細胞 / 脂肪幹細胞 / 赤血球 / 血液内科学 / 脂肪前駆細胞 |
研究成果の概要 |
ヒト脂肪組織由来間葉系幹細胞は外科手術等による廃棄予定の脂肪組織を利用することができるため, 再生医療分野での有用な細胞ソースとして, 現在様々な分野で研究が行われている。本研究課題ではヒト脂肪組織由来間葉系幹細胞からの赤芽球系統への分化能について検討を行った。遺伝子解析結果に基づき, 赤芽球への分化に重要な役割を果たす転写因子の強制発現を行ったが, 分化は認められなかった。これらの結果を受け行った網羅的遺伝子解析では, 巨核球系統への分化に関連する遺伝子の発現が他細胞に比べ多いという結果が得られ, 血球分化においては巨核球分化に特化した性質を持つ可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
間葉系幹細胞(特に脂肪組織由来間葉系細胞)は,技術的に簡便に細胞が得られることや分化能のみならず細胞自体の持つ免疫調節作用等から様々な疾患への応用が期待されている。本研究成果において血球分化という観点における脂肪組織由来間葉系幹細胞の特性の一部が明らかとなり, 間葉系幹細胞への巨核球・血小板様細胞への分化特異性が示唆された。今後これらの知見をさらに発展させることで間葉系幹細胞を用いた新規細胞製剤の展開が期待される。
|