研究課題
若手研究(B)
放射線性脱毛モデルラットに対し、Platelet-Rich Plasma(PRP)を放射線の線量、投与方法、投与タイミングを変更しながら投与した。最も効果的な組み合わせで、確認実験を行い、照射後7週目まで肉眼的な検討を行ったのち、組織の採取および染色組織を用いた検討を行った。肉眼的な評価では、照射後何も投与しなかった群および生理食塩水を皮内注射した群に対し、PRPを皮内注射した群では、放射線性の脱毛が軽減された。照射7週間後に採取した組織による検討では、PRPを皮内注射した群では他の群に比べて照射による毛根数の減少が軽減されていた。PRPが放射線誘発性の脱毛に対して有効である可能性が示された。
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J Radiat Res
巻: 57(5) 号: 5 ページ: 512-523
10.1093/jrr/rrw028