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PETプローブを用いたがんの代謝の解明と測定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K19834
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 放射線科学
研究機関国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構

研究代表者

岡田 真希  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 標識薬剤開発部, 研究員(任常) (00415407)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード酢酸 / IDH / ピルビン酸 / α-ケトグルタル酸 / 2-ヒドロキシグルタル酸 / 11C酢酸 / グルタミノリシス
研究成果の概要

In vitro実験でがん細胞における[1-11C]酢酸は取り込み後早期では主に水溶性物質へと代謝されるが、その後時間の経過と共に水溶性代謝物の割合が減少し、脂溶性代謝物の割合が増加した。[1-11C]酢酸の細胞内への取り込みおよび脂溶性物質への代謝の増加にグルタミンの存在が関与していることが示唆された。新規に合成を行った[カルボニル-11C]メチルピペリジル-4-アセテート(MP4A)が、既知の[1-11C]酢酸の前駆プローブと同様に脳内に素早く取り込まれた後[1-11C]酢酸へと変換されると示唆されたことから、[1-11C]酢酸の前駆プローブとしての有用であることを確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではがん細胞内の代謝リプログラミングの測定と新規測定法の確立を目的とした。がん細胞内における酢酸の代謝を測定し、グルタミンがエネルギー代謝のみならず腫瘍細胞内での脂質合成に関与していることが示唆された。また今後、[1-11C]α-ケトグルタル酸等のPETプローブの開発がさらに進むことによってイソクエン酸脱水素酵素(IDH)の突然変異によって生じる2-ヒドロキシグルタル酸(2-D-HG)の生成・蓄積をイメージング化することが可能となり、IDH変異の有無による予後や治療計画に大きな影響を与えることは言うまでもない。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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