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再生医療を利用した移植卵巣の機能改善に対する新規治療開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K20131
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 産婦人科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

大島 乃里子  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (30611058)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード再生医療 / エクソソーム / 間葉系幹細胞 / 卵巣移植
研究成果の概要

凍結卵巣移植における移植片の生着不良と機能低下に対して本研究を開始した。研究の結果、動物実験レベルにおいては毛細血管シートの早期血流回復における有意性が認められず、血管内皮前駆細胞、間葉系幹細胞、細胞上清から抽出したエクソソームを使用した実験に変更した。しかしながらこれらの注入においても有意な血流回復を得ることができなかった。一方、他疾患モデルの同実験においてはエクソソームにて血流の早期再開が認められた。部位あるいは注入量・回数等で効果に差がでる可能性があり幹細胞由来エクソソーム自体は今後組織再生や血流再開において有用であることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、がん診療の飛躍的進歩により「がんサバイバー」が増加し、治療終了後の生活の質に注目が集まっている。特に小児・若年女性に対するがん治療の副作用としての生殖機能の廃絶に対して、卵巣実質をがん治療前に凍結保存し治療後に移植する治療法が急速に確立されている。その際に移植時の組織生着のための早期血流回復は、他臓器移植同様不可欠かつ重要な課題である。本研究では毛細血管シート移植や細胞移植、エクソソーム注入などの方法を試したが、その結果、エクソソームの注入が最も効果が期待できる方法である可能性が示唆された。今後さらなる研究により実用化に向けて検討を進めていくことが必要であると考えられる。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Tissue engineered lymphatic microvessels using cell-printing technology2018

    • 著者名/発表者名
      Noriko Oshima,Ken-ichi Nakahama,Naoyuki Miyasaka,Ikuo Morita
    • 学会等名
      17th Biennial Meeting of the International Gynecologic Cancer Society
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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