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上皮性卵巣癌におけるARID1Aの細胞競合現象を介したがん抑制メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 15K20166
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 産婦人科学
研究機関聖マリアンナ医科大学

研究代表者

上川 篤志  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 研究技術員 (60534253)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードARID1A / 卵巣明細胞癌 / 癌抑制遺伝子 / 卵巣明細胞腺癌 / 細胞競合
研究成果の概要

多くのヒトがんでは、がん遺伝子の活性化やがん抑制遺伝子の機能欠損が細胞のがん化を引き起こしている。卵巣明細胞癌では、がん抑制遺伝子であるARID1Aが高い頻度で遺伝子変異を起こしており機能が欠損している。本研究は、ARID1Aのがん抑制機能の中でも、細胞増殖制御と細胞競合という新たな概念に基づいた研究を行った。その結果、ARID1A遺伝子を欠損した細胞では、欠損していない細胞に比べて優位に増殖することがわかった。さらにARID1A遺伝子が欠損した細胞内で起こる遺伝子発現の変化を特定した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

卵巣癌の中の一つのタイプである卵巣明細胞癌は、既存の抗癌剤に抵抗性を示す難治性の疾患である。日本における卵巣明細胞癌の発生頻度は、卵巣癌全体の25%を占め、欧米の8%と比べても極めて高く、近年急速に増加している。そのため、卵巣明細胞癌に対する新たな治療法開発のための基礎研究が、特に日本において重要な研究課題である。本研究は、卵巣明細胞癌の発症メカニズムの一端を解析したものであり、このメカニズムの理解は、新たな治療薬、予防薬の開発に繋がる可能性があることから臨床的に貢献できる。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 2018 2017

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 卵巣明細胞癌におけるARID1A標的遺伝子の同定2019

    • 著者名/発表者名
      上川篤志、杉下陽堂、戸澤晃子、鈴木直
    • 学会等名
      第71回日本産科婦人科学会学術講演会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] ARID1AはDNAダメージに応答してp53と協調しp21の転写を活性化する2018

    • 著者名/発表者名
      上川篤志, 戸澤晃子, 鈴木直
    • 学会等名
      第70回日本産科婦人科学会学術講演会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] ARID1AはDNAダメージに応答してp53と協調しp21の転写を活性化する2018

    • 著者名/発表者名
      上川篤志、戸澤晃子、鈴木直
    • 学会等名
      第70回日本産科婦人科学会学術集会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 卵巣明細胞腺癌における癌抑制遺伝子ARID1Aの機能解析2017

    • 著者名/発表者名
      上川篤志、鈴木直
    • 学会等名
      第69回日本産科婦人科学会学術集会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書 2016 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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