研究課題
若手研究(B)
皮膚損傷時や皮膚欠損縫縮時、損傷部位の離開を防ぐ結果として必ず瘢痕が生じる。このメカニズムを解明すべく、骨延長術のデバイスをマウス背部に装着しマウス皮膚持続的張力負荷モデルを用いた検討をおこなった。その結果これまでは真皮細胞だけでなく表皮細胞にも抗張力反応を示すことが明らかとなった。真皮細胞は進展収縮に並行して配列するが、表皮細胞の場合には進展収縮の方向と垂直に配列した。こうした細胞ではSMAの発現が認められた。そしてPlatelet-Derived Growth FactorがSMA発現を予防し、さらには瘢痕をおさせる因子の一つであることが示唆された。
すべて 2016
すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)