研究課題/領域番号 |
15K20366
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 明海大学 |
研究代表者 |
林田 千代美 明海大学, 歯学部, 助教 (40710900)
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研究協力者 |
佐藤 卓也
羽毛田 慈之
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 骨細胞 / 破骨細胞形成抑制 / 破骨細胞 / 骨細胞由来破骨細胞形成抑制因子 |
研究成果の概要 |
骨細胞からのタンパク質分離精製を行うため血清(FBS)無しでの株化骨細胞MLO-Y4細胞の培養を検討したが、FBS無しではMLO-Y4細胞が死滅、培養上清の破骨細胞形成抑制効果も低下したため、10%FBSを培養に用いた。この培養上清を、filterで10群にタンパク質を分画して破骨細胞形成系に作用させたが、群間の比較で分子量の範囲を特定する結果は得られず、血清の影響が考えられた。そのため、別の方法を検討し、初代骨細胞を骨基質に埋入したまま培養し、そこから回収したRNAに関して、マイクロアレイ解析を行った。解析の結果、本研究目的タンパク質の同定に向けて、検討を進めたい遺伝子が数種類確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
強靭な骨の大部分は骨吸収静止状態にあると考えられ、骨吸収静止状態に制御する機構として、骨格中に張り巡らされた骨細胞ネットワークによる監視・統制つまり骨の内部からの、骨細胞による負の破骨細胞制御機構が考えられる。本研究は、骨細胞由来の未知の破骨細胞形成抑制因子を同定し、その分子による破骨細胞形成抑制機構を明らかにすることを目的としたが、研究期間内には同定まで至らなかった。しかし、本研究での試行錯誤の結果、初代骨細胞を骨基質に埋入したまま培養し、そこから回収したRNAに関してマイクロアレイ解析を行うという、新しいアプローチに着手することができたため、今後の同定と研究発展に希望が持てる結果となった。
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