研究課題
若手研究(B)
パノラマX線写真における下顎骨下縁皮質骨形態と現在歯数は関連する傾向が認められた。下顎骨下縁皮質骨形態3型間では全骨量に顕著な差異は認められなかった(P=0.093)。3型は1型および2型と比較して、海綿骨体積(P=0.115)と海綿骨フラクタル次元(P=0.009)において著明に大きくなった。海綿骨密度は3型で他の型より増加する傾向があり(P=0.085)、また、加齢に伴い増加した(r=0.26, P=0.042)。以上の結果より、加齢に伴い下顎骨基底部の海綿骨体積は増加し、皮質骨体積は減少したと考えられる。また、皮質骨の多孔化が進行し、それに伴い海綿骨密度が増加したことが示唆された。
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