遊走型間質細胞が形成する微小環境の機能解明と組織再生療法への応用

• 研究課題/領域番号: 15K20503
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 外科系歯学
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 稲木 涼子 東京大学, 医学部附属病院, 特任研究員 (90632456)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 再生医療 / 軟骨再生 / 細胞周囲微小環境 / 間質細胞 / 遊走型間質細胞 / 細胞微小環境

研究成果の概要

軟骨再生モデルを使用し、組織再生に伴い形成される間質細胞由来の細胞微小環境に関して、周囲軟骨細胞や再生軟骨に及ぼす生物学的作用を検討した。間質細胞由来の微小環境は、軟骨再生に伴い軟骨細胞周囲に構築され、近接する軟骨細胞から分化が進行することが示された。また、軟骨細胞と間質細胞の共培養の検討から、軟骨細胞と共在する間質細胞では一部の遺伝子発現が誘導され、軟骨細胞の分化促進に寄与していることが示唆された。