研究課題/領域番号 |
15K20504
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
倉沢 泰浩 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (90737280)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 口腔癌 / EMT |
研究成果の概要 |
癌の進展過程において生じるEpithelial-Mesenchymal Transition(EMT)に着目し、独自の機能的スクリーニング手法を用い、口腔扁平上皮癌におけるEMTの発生に関する分子を同定と、分子機序の解明を試みた。 口腔扁平上皮癌細胞株を用いたin vitro実験系において、WNT10AをEMT関連分子として選出した。Si-RNAを用いた発現抑制実験系ではWNT10Aをノックダウンすることによって、METの誘導が示唆され、口腔扁平上皮癌においてWNT10Aの発現低下がEMTの発生に関与していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
癌遺伝子や癌抑制遺伝子による研究の進展により、「癌は遺伝子の病気」として発癌や癌の悪性形質獲得に関するメカニズムが徐々に解明され、予防・診断・治療に臨床応用されつつある。これまでのEMT の研究は、発現レベルでの検索から進められており、Functional genomics から展開する研究は少なかった。本研究の特色はE カドヘリン誘導性を有する分子スクリーニングを展開することで、創薬等の臨床応用が期待できる点である。
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