ゼラチンハイドロゲルと脂肪幹細胞 自己血漿を用いた3次元的顎骨延長法による骨再生

• 研究課題/領域番号: 15K20507
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 外科系歯学
• 研究機関: 東京医科歯科大学
• 研究代表者: 樋口 佑輔 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (20635536)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: ゼラチンハイドロゲル / 脂肪幹細胞 / 自己血漿 / 骨延長

研究成果の概要

顎骨延長モデルにおいて、生体安定性の材料を使用し、吸収性人工骨β-TCPに徐放性ゼラチンハイドロゲル・脂肪幹細胞を応用し、3次元的な骨延長を行い、さらに、骨形成・粘膜軟組織の再建治癒促進を図るために、自己血漿併用により、早期に成熟安定した骨形成および軟組織の再建が得られるか否かを評価解明し、臨床応用を目指すことを目的とした。他の担体の応用として、骨形成促進作用を有するRANKL結合ペプチドW9の併用実験を行い、W9が成長因子により誘導される骨形成作用を促進するか否かについても検討を行い、有用性を確認することができた。以上の成果を骨延長に応用できるかについても研究を行った。

研究成果

• [雑誌論文] Combination of the RANKL-binding peptide W9 and bFGF induces bone regeneration in the rat calvarial defect model (2017)
  • 著者名/発表者名: Toru Takemoto, Yuji Kabasawa, Yusuke Higuchi, Yasuhiko Tabata, Kazuhiro Aoki, Yukihiko Tamura, Hiroyuki Harada
  • 雑誌名: Dent Oral Craniofac Res 巻: 4(3) 号: 3 ページ: 1-7
  • DOI: 10.15761/docr.1000250
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Comparison of magnesium alloys and poly-l-lactide screws as degradable implants in a canine fracture model (2015)
  • 著者名/発表者名: Marukawa, Eriko Tamai, Masato Takahashi, Yukinobu Hatakeyama, Ichiro Sato, Masaru Higuchi, Yusuke Kakidachi, Hiroshi Taniguchi, Hirofumi Sakamoto, Takamitsu Honda, Jun Omura, Ken Harada, Hiroyuki
  • 雑誌名: J Biomed Mater Res B Appl Biomater 巻: - 号: 7 ページ: 1282-1289
  • DOI: 10.1002/jbm.b.33470
  • 査読あり / オープンアクセス
• [学会発表] ラット頭蓋骨欠損部に局所適用したRANKL結合ペプチドW9とbFGFによる骨形成促進作用の評価 (2017)
  • 著者名/発表者名: 武元 徹, 樺沢勇司, 樋口佑輔, 田畑泰彦, 田村幸彦, 青木和広, 原田浩之
  • 学会等名: 第16回日本再生医療学会総会
  • 発表場所: 仙台国際センター 宮城県仙台市
  • 年月日: 2017-03-07
• [学会発表] 口腔限局性粘液症の3例 (2017)
  • 著者名/発表者名: 樋口佑輔, 角倉可奈子, 大迫利光, 津島文彦, 原田浩之
  • 学会等名: 第62回日本口腔外科学会総会学術大会
• [学会発表] 顎変形症患者での光学印象の経験 －印象精度と今後の課題－ (2017)
  • 著者名/発表者名: 高原楠旻，樺沢勇司，樋口佑輔，上條真吾，土田優美，鈴木哲也，原田浩之
  • 学会等名: 第27回日本顎変形症学会
• [学会発表] ラット頭蓋骨欠損部に局所適用したRANKL結合ペプチドW9とbFGFによる骨形成促進作用の評価 (2017)
  • 著者名/発表者名: 武元徹, 樺沢勇司, 樋口佑輔, 田畑泰彦, 青木和広, 田村幸彦, 原田浩之
  • 学会等名: 第33回日本DDS学会学術集会
• [学会発表] ラット頭蓋骨欠損部に局所適用したRANKL結合ペプチドW9とbFGFによる骨形成促進作用の評価 (2017)
  • 著者名/発表者名: 武元徹, 樺沢勇司, 樋口佑輔, 田畑泰彦, 青木和広, 田村幸彦, 原田浩之
  • 学会等名: 第16回日本再生医療学会総会
• [学会発表] 可撤性義歯によって上顎骨の位置決めを行ない、顎矯正手術を施行した1例 (2016)
  • 著者名/発表者名: 樺沢 勇司, 佐藤 百合子, 高原 楠旻, 樋口 佑輔, 木村 敦, 武元 徹, 原田 浩之
  • 学会等名: 第61回公益社団法人日本口腔外科学会総会・学術大会
  • 発表場所: 幕張メッセ 千葉県千葉市
  • 年月日: 2016-11-25
• [学会発表] CTを用いた顎変形症患者における下顎頭形態の分析 (2016)
  • 著者名/発表者名: 樋口 佑輔, 樺沢 勇司, 佐藤 百合子, 高原 楠旻, 武元 徹, 原田 浩之
  • 学会等名: 第26回日本顎変形症学会総会・学術大会
  • 発表場所: 学術総合センター 東京都千代田区
  • 年月日: 2016-06-24
• [学会発表] 下顎枝矢状分割術による後方移動後の後戻りについて (2016)
  • 著者名/発表者名: 高原 楠旻, 樋口 佑輔, 武元 徹, 樺沢 勇司, 原田 浩之
  • 学会等名: 第26回日本顎変形症学会総会・学術大会
  • 発表場所: 学術総合センター 東京都千代田区
  • 年月日: 2016-06-24
• [学会発表] Le Fort I型骨切り術によるカント修正の精度と術後安定性の検討 (2016)
  • 著者名/発表者名: 樺沢 勇司, 佐藤 百合子, 高原 楠旻, 樋口 佑輔, 武元 徹, 原田 浩之
  • 学会等名: 第26回日本顎変形症学会総会・学術大会
  • 発表場所: 学術総合センター 東京都千代田区
  • 年月日: 2016-06-24
• [学会発表] 顎矯正手術後の神経障害に対する鍼治療の臨床的効果 (2015)
  • 著者名/発表者名: 樺沢 勇司, 高原 楠旻, 樋口 佑輔, 佐藤 百合子, 松本 佳奈子, 武元 徹, 木村 敦, 佐藤 昌, 原田 浩之
  • 学会等名: 第60回日本口腔外科学会総会・学術大会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場 愛知県名古屋市
  • 年月日: 2015-10-16
• [学会発表] Le Fort I型骨切り術に伴う鼻口唇形態変化の検討 (2015)
  • 著者名/発表者名: 樋口佑輔 樺沢勇司 高原楠旻 佐藤百合子 松本佳奈子 武元 徹 原田浩之
  • 学会等名: 第60回日本口腔外科学会総会・学術大会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場 愛知県名古屋市
  • 年月日: 2015-10-16
• [学会発表] 顎矯正手術後の神経障害に対する鍼治療の臨床的検討 (2015)
  • 著者名/発表者名: 樺沢 勇司, 神野 成治, 高原 楠旻, 樋口 佑輔, 佐藤 百合子, 松本 佳奈子, 武元 徹, 木村 敦, 佐藤 昌, 原田 浩之
  • 学会等名: 第25回日本顎変形症学会
  • 発表場所: ベルサール神田 東京都千代田区
  • 年月日: 2015-06-04