口腔癌周術期の免疫栄養療法による免疫応答動態の解明

• 研究課題/領域番号: 15K20519
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 外科系歯学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 平岡 慎一郎 大阪大学, 歯学研究科, 助教 (70615616)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: 口腔がん / 栄養 / SSI / 口腔外科 / 免疫

研究成果の概要

消化器がん領域では治療前の栄養状態が、生命予後や術後合併症に相関することが一般的に知られている。そのために周術期の栄養療法が重要視されている。しかしながら口腔癌に関する報告は非常に少ない。また口腔癌は手術後に高頻度に創部感染（SSI）を認める。我々は、術前栄養学的指標が、口腔癌の再建術術後のSSIの発生や生命予後と関連するのか検討した結果、血清Albと、PLR（Platelet-lymphocyte ratio）は、口腔がん術後のSSI発症リスクおよび生命予後の指標として有用であるという知見を得た。

研究成果

• [雑誌論文] Tooth extraction in a hepatic cirrhosis patient receiving the novel oral thrombopoietin receptor agonist lusutrombopag. (2017)
  • 著者名/発表者名: Hiraoka S., Kawamura K, Seikai T, Tsuji T, Kogo M.
  • 雑誌名: Journal of Clinical and Diagnostic Research 巻: 11(11)
  • DOI: 10.7860/jcdr/2017/30345.10898
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] A case of IgG4-related disease with initial symptoms in the labial salivary gland (2016)
  • 著者名/発表者名: Shin-ichiro Hiraoka, Makoto Matsukawa, Yuri Noda, Tadashi Sasai, Mitsunobu Kishino, Mikihiko Kogo
  • 雑誌名: Journal of Oral and Maxillofacial Surgery, Medicine, and Pathology 巻: 28(6) 号: 6 ページ: 501-505
  • DOI: 10.1016/j.ajoms.2016.05.004
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Use of NRP1, a novel biomarker, along with VEGF-C, VEGFR-3, CCR7 and SEMA3E, to predict lymph node metastasis in squamous cell carcinoma of the tongue (2016)
  • 著者名/発表者名: Hani AlShareef, Shin-Ichiro Hiraoka, Noriaki Tanaka, Yosuke Shogen, Atsushi-Doksa Lee, Sanam Bakhshishayan Mikihiko Kogo
  • 雑誌名: Oncology Reports 巻: 36(5) 号: 5 ページ: 1791-2431
  • DOI: 10.3892/or.2016.5116
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [学会発表] 口腔癌周術期における SSI と術前栄養状態の関連についての検討 (2017)
  • 著者名/発表者名: 平岡慎一郎、畦西克己、稲月 摂、上田紘子、大濱 透、阪井丘芳、古郷幹彦
  • 学会等名: 第32回日本静脈経腸栄養学会学術集会
  • 発表場所: ANAクラウンプラザホテル岡山（岡山県岡山市）
  • 年月日: 2017-02-23
• [学会発表] Pegfilgrastim投与後の臨床検査値異常により 病態の把握に苦慮した口腔癌術後CRT患者の１例 (2017)
  • 著者名/発表者名: 須河内昭成 、平岡慎一郎、内橋俊大、寺元健、中川記世子 、近藤敬秀、大倉正也 、古郷幹彦
  • 学会等名: 第35回日本口腔腫瘍学会総会・学術大会
  • 発表場所: 福岡国際会議場（福岡県福岡市）
  • 年月日: 2017-01-26
• [学会発表] The Novel Biomarker to Predict Lymph Node Metastasis in Squamous Cell Carcinoma of the Tongue (2017)
  • 著者名/発表者名: Shin-ichiro Hiraoka, Hani Al-Shareef，Noriaki Tanaka, Yosuke Shogen, Doksa Lee, Mikihiko Kogo
  • 学会等名: 第41回日本頭頸部癌学会
• [学会発表] がん化学療法における口腔粘膜炎のアセスメントとマネージメント (2017)
  • 著者名/発表者名: 平岡慎一郎
  • 学会等名: 第15回日本臨床腫瘍学会学術集会
  • 招待講演
• [学会発表] 口腔癌患者における術前栄養学的指標と SSIおよび生命予後との関連についての検討 (2017)
  • 著者名/発表者名: 平岡慎一郎、島田泰如、川崎洋平、芥川麻衣子、須河内昭成、藪野祐介、内橋俊大、古郷幹彦
  • 学会等名: 第62回(公社)日本口腔外科学会総会・学術大会
• [学会発表] がん薬物療法による口腔粘膜炎の実践的対処法 ―分子標的治療薬と殺細胞性抗腫瘍薬の相違点を中心に― (2016)
  • 著者名/発表者名: 平岡慎一郎
  • 学会等名: 第61回 日本口腔外科学会総会・学術大会
  • 発表場所: 幕張メッセ（千葉県千葉市）
  • 年月日: 2016-11-25
  • 招待講演
• [学会発表] 非ビタミンK阻害経口抗凝固薬服用患者における 止血処置と抜歯後出血の関連について (2016)
  • 著者名/発表者名: 三ツ井諒、平岡慎一郎、小橋寛薫、川村晃平、児玉晨吾、荻本真美子、西尾崇弘、本田有希、古郷幹彦
  • 学会等名: 第61回 日本口腔外科学会総会・学術大会
  • 発表場所: 幕張メッセ（千葉県千葉市）
  • 年月日: 2016-11-25
• [学会発表] がん化学療法中のインプラント周囲炎予防の意義 周術期口腔機能管理の重要性 (2016)
  • 著者名/発表者名: 大西 淑美, 平岡 慎一郎, 伊藤 加代子, 白石 由美, 近藤 敬秀, 外川 健史, 西野 仁, 正元 洋介, 石本 俊介, 大槻 浩一, 天野 克比古, 古郷 幹彦, 東山 聖彦
  • 学会等名: 第54回日本癌治療学会学術集会
  • 発表場所: パシフィコ横浜（神奈川県横浜市）
  • 年月日: 2016-10-20
• [学会発表] 口腔癌における術前栄養学的指標と SSI との関連についての検討 (2016)
  • 著者名/発表者名: 平岡 慎一郎, 伊藤 章, 近藤 敬秀, 大倉 正也, 古郷 幹彦
  • 学会等名: 第40回日本頭頸部癌学会総会
  • 発表場所: 大宮ソニックシティ（埼玉県さいたま市）
  • 年月日: 2016-06-09
• [学会発表] 下顎歯肉に発生した周辺性エナメル上皮癌の1例 (2016)
  • 著者名/発表者名: 伊藤 章, 近藤 敬秀, 平岡 慎一郎, 水谷 雅英, 田中 晋, 古郷 幹彦, 大倉 正也
  • 学会等名: 第40回日本頭頸部癌学会総会
  • 発表場所: 大宮ソニックシティ（埼玉県さいたま市）
  • 年月日: 2016-06-09
• [学会発表] 口腔癌術後患者に対する ペプタメンＡＦを用いた栄養療法の検討 (2016)
  • 著者名/発表者名: 平岡慎一郎、薄木 崇介、畦西克己、稲月摂、上田紘子、大濱透、阪井丘芳、古郷幹彦
  • 学会等名: 第31回日本静脈経腸栄養学会学術集会
  • 発表場所: 福岡国際会議場（福岡県・福岡市）
  • 年月日: 2016-02-25
• [学会発表] 口腔癌周術期における高蛋白経腸栄養剤を用いた栄養管理の検討 (2016)
  • 著者名/発表者名: 薄木崇介、平岡慎一郎、大倉正也、古郷幹彦.
  • 学会等名: 第34回日本口腔腫瘍学会総会・学術大会
  • 発表場所: 横浜市開港記念会館（神奈川県・横浜市）
  • 年月日: 2016-01-21
• [学会発表] 乳癌患者におけるエベロリムス誘発性口腔粘膜炎の対策と効果について (2015)
  • 著者名/発表者名: 平岡慎一郎、 中山貴寛、 吉波哲大、 望月千枝、 大西淑美、元村和由、玉木康博、 本告正明、 古郷幹彦、東山聖彦
  • 学会等名: 第53回日本癌治療学会学術集会
  • 発表場所: 京都国際会議場（京都府・京都市）
  • 年月日: 2015-10-29
• [学会発表] 分子標的治療薬により発症する口腔粘膜炎への対応 (2015)
  • 著者名/発表者名: 平岡慎一郎
  • 学会等名: 第60回日本口腔外科学会総会・学術大会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場（愛知県・名古屋市）
  • 年月日: 2015-10-16
  • 招待講演
• [学会発表] 口唇腺を初発としたIgG４関連疾患の一例 (2015)
  • 著者名/発表者名: 松川誠、平岡慎一郎、野田百合、笹井正思、 岸野万伸、古郷幹彦
  • 学会等名: 第60回日本口腔外科学会総会・学術大会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場（愛知県・名古屋市）
  • 年月日: 2015-10-16
• [学会発表] 口腔癌におけるPNIとmGPSを用いた術前評価と長期予後について (2015)
  • 著者名/発表者名: 平岡 慎一郎, 伊藤 章, 石本 俊介, 大倉 正也, 古郷 幹彦
  • 学会等名: 第39回日本頭頸部癌学会
  • 発表場所: 神戸国際会議場（兵庫県・神戸市）
  • 年月日: 2015-06-03
• [学会発表] Preoperative Nutritional Evaluation and Long-term Prognosis for Oral Cancer Using Modified Glasgow Prognostic Score(mGPS) and Onodera’s Prognostic Nutritional Index(PNI) (2015)
  • 著者名/発表者名: Shin-ichiro Hiraoka, Akira Ito, Syunsuke Ishimoto, Masaya Okura, Mikihiko Kogo
  • 学会等名: the 4th Congress of Asian Society of Head and Neck Oncology (ASHNO)
  • 発表場所: Kobe international Conference Center
  • 年月日: 2015-06-03
  • 国際学会
• [学会発表] がん薬物療法における口内炎対策~口腔支持療法と医科歯科連携について~ (2015)
  • 著者名/発表者名: 平岡慎一郎
  • 学会等名: Side Effect Management of GIOTRIF
  • 発表場所: あべのハルカス（大阪府・大阪市）
  • 年月日: 2015-04-24
  • 招待講演
• [図書] 乳がん薬物療法副作用マネジメント (2017)
  • 著者名/発表者名: 増田慎三（編集）、平岡慎一郎（分担執筆）
  • 総ページ数: 423
  • 出版者: メジカルビュー社
  • ISBN: 9784758318006
• [図書] 患者さん目線から考えるがんの栄養・食事ガイドブック (2017)
  • 著者名/発表者名: 松浦成昭 左近賢人（監修）平岡慎一郎（分担執筆）
  • 総ページ数: 232
  • 出版者: メディカルレビュー社
  • ISBN: 9784779218545
• [図書] 患者さんの目線から考えるがんの栄養・食事ガイドブック-咀嚼、嚥下機能の重要性- (2017)
  • 著者名/発表者名: 内橋俊大、平岡慎一郎、古郷幹彦
  • 総ページ数: 231
  • 出版者: メディカルビュー社