研究課題/領域番号 |
15K20612
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
松田 貴絵 (山下貴絵) 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 非常勤講師 (10633646)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ブラックステイン / 唾液 / 歯周病菌 / PCR / 色素沈着 / 唾液ペプチド / 歯冠色 / 歯学 / マイクロアレイ / プロテオーム / 蛋白質 |
研究成果の概要 |
ブラックステインと歯周病菌との関連と関与の解明を行っていた。歯冠色と歯周病菌と色素沈着の関連として、プラークよりDNAを抽出し、PCRにて歯周病菌の発現を確認した。歯冠色の有無と歯周病菌の保菌の違いを検討した(J Dent Sci Ther.2016)。色素沈着に関連する唾液ペプチドの検索として、ブラックステインを有する口腔内の唾液の網羅的検索を目的とし、iTRAQ試薬を用いたタンパク質発現・相対定量解析を外注委託した。現在は、解析結果の分析と、その結果を基にして唾液中のヒスタチンを中心としたウェスタンブロッティングを行っている。今後は、研究結果をまとめ、国際誌への論文掲載を目指している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、歯の審美性への要求は強くなっている。食物由来の色素沈着に対しては、原因や歯磨剤などでの対処法が広く周知されているが、細菌由来の色素沈着に対しては、歯科医院で専門的な器具を用いて除去する必要があるため、小児患児においては特に困難なことがある。細菌由来の色素沈着の原因である歯周病菌への対応や食物由来の色素沈着がお口の中の唾液(つば)成分とどのようにかかわっているか解明されれば、患児の負担を減らせる可能性を模索した。
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