研究課題/領域番号 |
15K20658
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 山形県立保健医療大学 (2017-2020) 東北大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
高橋 葉子 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 客員研究員 (20625016)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 訪問看護 / 家族看護 / 精神看護 / コンサルテーション / 災害 / 家族ケア / 災害看護 / 在宅介護 / メンタルヘルス |
研究成果の概要 |
本研究では訪問看護師が患者の家族に対する精神的ケアを実践するにあたっての課題を明らかにした。訪問看護師にフォーカス・グループインタビューを行った結果、在宅医療中の家族に対する精神的ケアの困難や課題が明らかになった。訪問看護師は家族を含めてケア対象とみていたが、マンパワー不足、精神症状のアセスメントに関する専門的な知識不足、関係機関との連携困難などでケアに苦慮していることが明らかになった。また、地域でも精神の専門家に相談する機会がほしいという結果をうけ、オンラインによる事例相談会を実施し、参加者からフィードバックをいただいた。オンラインでの相談システムは有用である可能性があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
在宅医療の質向上には、家族のレスパイトを含むセルフケア能力を高めメンタルヘルスを良好な状態にすることが重要である。入院中の身体疾患を抱える患者や家族のメンタルケアに関しては、精神科リエゾン・コンサルテーションが診療報酬に組み込まれ、精神の専門家がチームでケアにあたる活動が始まっている。しかし在宅医療領域では、メンタルケアの問題が浮上しても地域に気軽に相談するシステムがなく、困難事例への対処に苦慮している実態が明らかになり、在宅医療領域においても精神科リエゾン・コンサルテーションシステムを開発する必要性が示唆された。また、オンライン事例相談会の試行が今後のシステム開発の基礎資料となったといえる。
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