研究課題/領域番号 |
15K20694
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
清水 詩子 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (10401762)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 看護実践能力 / 尺度開発 / 慢性透析看護 / 透析合併症 / 意思決定 / 透析看護 / 尺度 / 看護学 |
研究成果の概要 |
目的は、慢性透析看護の実践能力評価尺度の開発である。透析時のケア、腎代替療法の導入・非導入・変更のサポート、セルフケア支援、がんをかかえる患者・家族のサポート、療養の継続に支援を要する患者の支援体制整備、業務管理への参画を含む質問紙(63項目)を透析看護認定看護師221名に配布、121部の有効回答を得た(有効回答率54.8%)。因子分析の結果、「安全な慢性透析を提供する力」、「合併症を抱えた慢性透析患者の療養生活をサポートする力」、「慢性透析導入・中止および継続をサポートする力」の3因子37項目の尺度とした。累積寄与率59.58%、Chronbachα係数は0.973であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、安全な血液透析の提供とともに、合併症を抱えた慢性透析患者の療養生活のサポート、および、慢性透析導入・中止および継続のサポートができる力を評価可能な尺度を作成したことである。これらの力は、慢性血液透析患者の高齢化・治療の長期化に伴い、今後、一層重要となる慢性透析看護の実践能力の要素である。本尺度は、看護師の自己評価に基づく自己研鑽を促進するとともに、合併症を抱えた慢性透析患者の支援および慢性透析に関する意思決定支援について、実践能力向上の手がかりを得るために活用できる。
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