研究課題/領域番号 |
15K20696
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 裕紀 浜松医科大学, 医学部, 教務補佐員 (40634952)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2015年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 離床 / 急性期 / 心大血管リハビリテーション / 心大血管術後 / リハビリテーション看護 / リハビリテーション看護学 / 看護学 / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
本研究は、心大血管手術後患者の急性期リハビリテーションにおける離床遅延要因を明らかにすることを目的に、心大血管手術を受けた231名を対象に離床状況調査用紙および診療録より調査し、離床状況および関連因子を明らかにした。 初回端坐位の平均は1.9病日、初回立位の平均は2.2病日、初回歩行の平均は3.9病日であった。離床開始援助の際、ふらつきの出現および術後における認知機能障害が離床遅延リスクとなる可能性がある。看護師は、ICUにおいて術直後からの体位変換、ギャッチアップ、および床上運動を促し、術翌日からは日常生活動作の中で端坐位時間の確保を行うといった積極的な離床を促してくことが重要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心大血管手術を受けた患者に、離床を遅らせる要因が具体的に存在する場合、看護師が病棟において情報共有を行うことができ、術前術後における理学療法士の介入を促すことができる。また、術直後からも離床を遅らせる要因の発見、把握、および観察を行いながら積極的にアプローチすることで、より安全に早期離床を行うことでき早期の自宅退院および社会復帰につながるのではないかと考える。 したがって、急性期において心大血管リハビリテーションに関わる際に、看護師が統一した介入ができるような指標が必要であり、指標を作るために必要となる具体的な離床を遅らせる要因の検討を行った。現在、関連学会への投稿に向けて準備中である。
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