研究課題/領域番号 |
15K20700
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 同志社女子大学 |
研究代表者 |
小笠 美春 同志社女子大学, 看護学部, 講師 (70544550)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 胃がん / 胃切除 / 自己管理 / セルフマネジメント / 食生活 / 尺度開発 / 胃切除術 / 文献調査 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,胃切除後がん患者のセルフマネジメント支援プログラムを開発することであった.第一段階では,胃切除後がん患者の食生活自己管理スキル尺度(以下,DHSMS尺度)を開発した.その結果,DHSMS尺度は【食生活の自己管理スキル】を高次因子とする『重要他者とパートナーシップを形成する力』,『胃切除後障害を予防・対処する実行力』,『胃切除後障害に伴う課題を把握する力』,『自己効力感』の4因子27項目の二次因子構造モデルとなった.第二段階では,胃切除後がん患者のセルフマネジメント支援プログラムの内容の検討に着手した.今後は,セルフマネジメント支援プログラムを開発することが課題である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したDHSMS尺度は,信頼性と妥当性が確認され臨床活用可能な尺度となった.医療者は,患者が自己評価したDHSMS尺度を活用することによって,患者の胃切除後障害に伴う食生活の自己管理の状況をアセスメントすることが可能である.そして,アセスメントの結果に基づき,患者の自己管理スキルの獲得状況に応じた個別的な支援のプランニングができる.また,経時的にDHSMS尺度を活用することで,食生活の自己管理支援の介入評価指標として活用することもできる. 今後はDHSMS尺度を活用した看護介入プログラムを開発することで,胃切除後がん患者の食生活における自己管理を促進する支援が可能となる.
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