研究課題/領域番号 |
15K20723
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 広島大学 (2018) 国立研究開発法人国立がん研究センター (2015-2017) |
研究代表者 |
角甲 純 広島大学, 医系科学研究科(保), 助教 (90751438)
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研究協力者 |
森田 達也
山口 拓洋
關本 翌子
小林 成光
木下 寛也
小川 朝生
全田 貞幹
内富 庸介
猪口 浩伸
松島 英介
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 呼吸困難 / がん / 緩和ケア / 看護 / 看護支援 / 無作為化比較試験 / 進行がん患者 / 送風 / 終末期がん |
研究成果の概要 |
安静時呼吸困難を体験している終末期がん患者を対象に、顔に送風する群と、下肢に送風する群に無作為に割付け、各群5分間送風し、送風前後の呼吸困難の程度を比較した。その結果、送風前後で、顔に送風する群では平均1.35ポイントの低下、下肢に送風する群では平均0.1ポイントの低下が見られた。送風前後の各群の平均値の差を比較すると、顔に送風する群は、下肢に送風する群と比較して、呼吸困難の程度が有意に改善した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
安静時呼吸困難を有する終末期がん患者について、扇風機を用いて顔に送風した群(送風療法)では、呼吸困難の程度が有意に改善した。また、有害事象の出現も見られなかったことから、送風療法は、安全に実施できる可能性が高い。また、送風療法は、実施に際して特別な知識や技術を必要とせず、実施場所も選ばない。さらに、安価であることから、臨床では導入しやすい支援であると言える。
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