研究課題/領域番号 |
15K20811
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 神戸市看護大学 |
研究代表者 |
山下 正 神戸市看護大学, 看護学部, 助教 (90613092)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | フィリピン / 産後 / 自宅出産 / 地域ヘルスボランティア / 保健サービス / 保健システム / 健康障害 / ヘルスボランティア / 妊娠 / 貧血 / 褥婦 / 妊婦 / 学習プログラム / 都市部貧困地域 / 家族 / 産褥 / 自宅分娩 / CHW / 産後症状 / 施設分娩 / 母子保健 |
研究成果の概要 |
本研究結果より、フィリピンで自宅で出産する女性が医療サービスを利用する上で、女性を取り巻く経済的および環境的障害がその利用を妨げていることが考えられた。また、自宅で出産する女性は保健医療サービスの利用率が低いことと、産後の身体の異常症状が施設で出産する女性に比してより頻繁に発生していた。一方、フィリピンの地域ヘルスボランティアは、訪問訪問サービスを通じて産後の女性の身体的および精神的状態を評価する上で潜在的に重要な役割を果たしていることが明らかになった。フィリピンの地域ヘルスボランティアの活用がフィリピンの産後ケアの地域ケアシステム向上の上で非常に重要であると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究から、フィリピンの自宅出産者の産後の健康状況と保健サービスの利用状況を把握することができた。また、フィリピンの地域ヘルスボランティアであるBHWは産後の家庭を訪問し、女性の健康を把握し、予防的に関わっている状況を明らかにすることができた。今回の結果から、BHWが健康的な女性だけではなく、自宅出産者に焦点をあてて訪問するようなハイリスクアプローチに特化した活動が重要になることが考えられた。そのハイリスクアプローチ活動を現在の産褥期訪問システムに含めていくことが、フィリピンの地域産後ケアシステムの改善につながると考えられる。
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