研究課題/領域番号 |
15K20835
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
数学基礎・応用数学
形態・構造
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
秋山 正和 北海道大学, 電子科学研究所, 助教 (10583908)
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研究協力者 |
山崎 正和 秋田大学
鮎川 友紀 秋田大学
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 現象の数理モデル / 平面内細胞極性 / 数学解析 / 数理モデル / 数値計算 / 解の存在とその安定性 / Very slow dynamics / 精度保証付き数値計算 |
研究成果の概要 |
生物の発生では,平面的な構造を持つシート状の細胞群が変形し,組織や器官が作られることが多い.この際,細胞は後述する規則に従って整然と揃うことで,適切な組織や器官が作られる.すなわち,個々の細胞はある種のタンパク質群を非対称に局在させ,さらに周囲の細胞と協調するという規則である.このような規則は平面内細胞極性(Planar Cell Polarity, PCP)と呼ばれる.本研究を通して, PCPに関するある種の数理モデルを数学的に解析することによって,パターンの安定性などを調べることができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PCPは1950年頃から,分子生物学的手法が発展することによってその分子メカニズムの研究が盛んに行われてきた.一方,そのようなミクロな分子がどのように協調して,全体としての極性を揃えているかという点に関しては未解明な点が残されていた.ブレークスルーとなったのは, K. Amonlirdviman氏等によるPCPに関する数理モデル(Science,2005)である.このモデルの詳細な解析および自身の構成した数理モデルとの比較および整合性等を数理的に解析した.
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