研究課題/領域番号 |
15K20846
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験心理学
精神神経科学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
二階堂 義和 弘前大学, 医学研究科, 助教 (50613478)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 幼少期ストレス / ストレス脆弱性 / 内側前頭前野 / 大脳半球間抑制 / 大脳半球間連絡 |
研究成果の概要 |
本研究は幼少期ストレスが生むストレス脆弱性における左右内側前頭前野の機能解明を目指した。母子分離ストレスを負荷したマウスは成熟後、新規環境に対する不安行動の増加と社会性不安行動の増加を起こした。オプトジェネティクスを用いて右内側前頭前野に連絡する左内側前頭前野神経細胞を興奮させた結果、新規環境への不安行動は抑制されたが、社会性不安行動が増加した。以上から、左右内側前頭前野は幼少期ストレスの影響を受け、環境や社会に由来するストレスへの不安発現調節に関わることが示唆された。しかし、その調節様式は一様ではなく、ストレス脆弱性に左右内側前頭前野がどのように関わるのか引き続き検討していく必要がある。
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