研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は,ジェスチャー産出が,発話における単語検索と情報の組み立ての側面のいずれか,または双方に影響し,発話が促進されるのか,また,この促進効果は,ジェスチャー産出頻度の個人差およびジェスチャー自発性とどのような関係にあるのかを明らかにすることにあった。さらに,本研究では,これまでの研究では積極的に検討されてこなかったジェスチャー産出の神経機構についても検討を加えた。
本研究の成果は,ジェスチャーが発話で果たす促進的な機能の詳細とその神経機構,及び,これらとジェスチャー産出頻度の個人差と自発性との関連の解明である。これらの知見の学問的な意義は,言語とジェスチャーの関連性とその神経基盤,言語の起源とジェスチャーの関係を解明する端緒となることにある。また,社会的な意義は,第二言語の学習,ひいては,学習全般にジェスチャーを取り入れる効果を,行動データと生理データの2側面から明らかにする点にある。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 6件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (22件) (うち国際学会 19件) 図書 (1件)
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