研究課題
若手研究(B)
本研究では、新規可溶化保護基である4-ピコリル(Pic)基を利用して、難溶性領域を持つ糖タンパク質、インターロイキン-2(IL-2)の化学合成を行った。先行研究でIL-2のC末端領域は、高い難溶性を示し、合成することが困難であった。そこで、PicをC末端領域中に含まれるグルタミン酸側鎖に導入することで、溶解性の改善することができた。得られたC末端領域を、他のペプチドセグメントとチオエステル法により縮合することで、全長配列を構築し、続いて、脱保護とフォールディングをすることで、目的とした均一な糖鎖構造を持つIL-2の合成を達成した。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 1件) 備考 (2件)
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