研究課題/領域番号 |
15K21126
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疼痛学
麻酔科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
植松 弘進 大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (70467554)
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研究協力者 |
寒 重之
松田 陽一
大迫 正一
加藤 直樹
西上 智彦
渡邉 嘉之
柴田 政彦
宮内 哲
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 複合性局所疼痛症候群 / CRPS / 安静時脳機能画像 / fMRI / 運動障害 / fMRI / 脳機能画像 / 集学的治療 / 客観的評価 / 自発的脳活動 |
研究成果の概要 |
複合性局所疼痛症候群(Complex Regional Pain Syndrome, CRPS)患者においては、運動障害が日常生活動作に最も影響し生活の質低下の大きな原因となる。本研究では、CRPS患者における運動機能障害の中枢機序の解明を目的として、上肢CRPS患者の感覚・運動ネットワーク異常の有無を安静時脳機能画像により検討した。CRPS患者群では、健常対照群と比べて、運動制御や体性感覚の処理にかかわる脳部位(一時運動野および小脳、補足運動野と上頭頂葉および島)間の機能的結合に変化が生じていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、CRPS患者では運動制御や体性感覚の処理にかかわる脳のネットワークに異常があることが示された。この結果は、CRPSのおける運動障害と関連し、安静時脳機能画像による機能的結合の評価がCRPSの病態解明に有用である可能性を示すものである。さらに、本研究でもちいた安静時脳機能画像による機能的結合の評価は、単にCRPSの病態解明に有用であるだけではなく、CRPSにおける中枢機能障害の客観的評価法として応用し、治療反応性を評価しつつ治療効果をさらに促進することに有用である可能性がある。
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