研究課題/領域番号 |
15K21165
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用生物化学
細胞生物学
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
那須野 亮 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (90708116)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 脱ニトロ化酵素 / 酵母 / タンパク質ニトロ化 / ニトロ化 / プロテオーム / 亜硝酸 / タンパク質脱ニトロ化酵素 / グルタミン合成酵素 / チロシン残基 / aro7破壊株 / 3-ニトロチロシン |
研究成果の概要 |
本課題では、タンパク質ニトロ化によるシグナル経路の消去系酵素denitraseを、酵母をモデル生物として同定することを試みた。グルタミン合成酵素(GS)をモデル基質として酵母denitrase活性の検出を試みたところ、酵母粗酵素液からニトロ化GSに対する明確なdenitrase活性を検出した。また、亜硝酸処理条件下で多数の代謝酵素がニトロ化されることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題では、酵母から初めてdenitrase活性を検出するとともに、多数のニトロ化タンパク質を同定した。本課題の期間内では、denitraseの同定には至らなかったが、これらの成果により、denitraseの探索がより加速されると考えられる。Denitraseの同定と機能解析は、様々な病態とも関連するタンパク質ニトロ化シグナルを理解する上で必須であり、本研究成果は、重要な基礎生物学的知見であるにとどまらず、将来的な医学・薬学・農学分野への応用が期待される。
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