研究課題/領域番号 |
15K21192
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
社会福祉学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
黄 正国 広島大学, 保健管理センター, 講師 (80735275)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | がん体験者 / ピアサポート / 援助者支援 / 当事者支援 / スーパーヴィジョン / ピア・サポート / 援助スキル |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,がんピアサポート活動の援助効果を明らかにすることと,ピアサポーターを養成する研修プログラムを開発することである。文献研究と質問紙調査を行った結果,ピアサポート活動は専門職による援助と異なる役割を担っていることが明らかになった。そこで,ピアサポート活動の援助効果と関連要因を明確にし,教材を編集したうえで,養成セミナーを行った。その効果が実証された。また,スーパーヴィジョンを通して事例研究と継続的な支援を試みたところ,ピアサポーターのスキル向上と燃え尽き防止に有効であることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果はピアサポート活動の有効性を実証した。がん体験者同士による支援はお互いにとって重要な支えになっていることが明らかになった。援助する側も援助される側も活動を通して,心理的な適応が改善されたことがわかった。また,研究および研修活動における臨床心理士の専門性を活かして,がん体験者のピアサポーターに対する支援を実践した。がんピアサポーター養成プログラムの開発を試みたところ,その効果が実証された。さらに,スーパーヴィジョンを通してピアサポーターに対する継続的な支援を実践した。がんピアサポーターの疲弊を予防する効果が示唆された。
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