研究課題/領域番号 |
15K21301
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
認知科学
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研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
大山 剛史 岡山県立大学, 情報工学部, 助教 (40462668)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 利き手 / 運動制御 / 上肢運動 / 刺激反応適合性効果 / 経由点運動 / 利き手・利き足 / 刺激反応適合性 / 認知 / ヒトの運動 |
研究成果の概要 |
本研究は認知や運動において非利き手が持つ未知の優位性について調べ、以下の三項目について明らかにした。(1) 上肢の姿勢制御において、非利き手は筋の共収縮を利用するため利き手よりも姿勢の維持に優れる。(2) 曲線をなぞる運動における速度と軌道の形状との関係について、左右どちらの手を使うか、左右どちらの視野で運動を行うかで変化する。(3) 視線よりも上に提示される動く視覚刺激に対して、向かってくる刺激は右足で、遠ざかる刺激は左足で反応しやすい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動制御における左右差の原因として筋の共収縮の違いを明らかにしたことで、利き手と非利き手で関節の剛性が異なることや、それに伴って運動を生成するために用いる制御の方式や最適な運動が異なることが予想される。運動における速度と軌道の形状との関係を用いて運動生成者を識別できたことから、ユーザー認証などへの応用が考えられる。刺激と左右の反応との対応について手足で比較した研究は少なく、本研究の成果は足を用いたユーザーインタフェースの改善につながるものである。
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