研究課題
若手研究(B)
本研究は正確で安全な杖操作の指導への示唆を得る目的で,杖の使用の有無による距離および荷重知覚の特性を明らかにした.距離知覚については,歩行時に杖を使用することで歩幅のばらつきが大きくなることが明らかとなり,これは歩行リズムの不安定性につながると考えられた.また荷重知覚については,階段昇降時の荷重制御において,杖を使用することで下肢の過荷重をもたらすことが明らかとなった.杖を使用することによる距離感覚や荷重感覚の変化は,歩行の安定性や回復を阻害する要因になりうることが示唆された.
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (15件) (うち国際学会 4件、 招待講演 4件)
International Journal of Rehabilitation Research
巻: 39 号: 4 ページ: 331-338
10.1097/mrr.0000000000000193