研究課題
若手研究(B)
Lactobacillus casei ATCC 27139の加熱死菌体およびマウス脾細胞を共培養し、TNF-α発現量を指標に自然免疫賦活化に関わる菌体因子を推測しところ、菌体表層因子であるラムノースの関与が示唆された。また、マウス脾細胞溶解液においてラムノース-ビオチンプローブおよび抗マウスCD14抗体を用いたウェスタンブロッティングによる解析を行い、宿主ラムノースレセプターとしてCD14の関与が推察された。すなわち、自然免疫賦活化には菌体表層因子のラムノースがラムノース結合性 C 型レクチンとしてCD14を介し、宿主の自然免疫賦活化に関与することが推察された。