研究課題/領域番号 |
15K21475
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食品科学
食生活学
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研究機関 | 岐阜医療科学大学 |
研究代表者 |
三嶋 智之 岐阜医療科学大学, 保健科学部, 准教授 (00434522)
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研究協力者 |
伊佐 保香
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ピロロキノリンキノン / 吸収 / 脂質 / ラット / 細胞 / HepG2 / 脂肪酸 / フルクトース / 中性脂肪 / 高脂肪食 / 抗酸化 |
研究成果の概要 |
高脂肪食を摂取させたラットにおいて,ピロロキノリンキノン(PQQ)溶液を飲料水として投与すると血漿のコレステロールおよびトリグリセリド濃度が減少したが,肝臓の脂質量には変化がみられなかった.高濃度のグルコースおよびフルクトースとともにPQQを培地に添加して培養したHepG2細胞において,細胞内の脂肪蓄積量に減少傾向がみられた. Caco2細胞を用いたPQQの吸収実験において,酵素法では細胞内に吸収されたPQQが検出限界以下であったため,PQQの高感度検出法の確立を要することが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PQQは微生物酵素の補酵素であり,多くの食品に含まれている.またPQQが抗酸化機能や認知機能改善など様々な生理機能を有することが報告され,最近ではサプリメントとして市販されている.哺乳動物におけるPQQの必須性は示されていないが,ヒトは日常的に食事から摂取していることからその影響を受けていると推測される.本研究成果は栄養学および食品機能学の観点からPQQについての知見を増やすものである.
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