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穀物とイネ科花粉に共通する潜在的アレルゲンの抗原性と誘発性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K21479
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 食生活学
食品科学
研究機関金城学院大学

研究代表者

平野 可奈  金城学院大学, 生活環境学部, 講師 (00712663)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードアレルゲン / 花粉 / 穀物 / 米 / 穀物アレルゲン / 食物アレルギー / イネ科雑草・牧草花粉症 / 花粉アレルゲン / 抗原性 / 共通抗原 / 食品 / 即時型アレルギー
研究成果の概要

本研究では、米とイネ科花粉に共通する潜在的アレルゲンについての抗原性を明らかにするとともに、花粉症や食物アレルギーの誘発性を検討した。イネの潜在的アレルゲンタンパク質は小麦などの他の穀物にも共通して存在していたが、加熱などにより特異的な抗体との反応性が低下したことから、穀物を摂取する際の食物アレルギーを起こしにくいものであると考えられた。一方で、花粉症患者血清抗体と潜在的アレルゲンとの結合性を調べた結果、多くの患者血清と強い結合性を示したため、イネの潜在的アレルゲンも雑草や牧草などのイネ科花粉と同様に花粉症を引き起こす原因となると考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、アレルギーは増加傾向にあり、その発症形態も多様化している。本研究では、イネが他のイネ科雑草・牧草のように花粉症の原因となることを明らかとしたことにより、季節性の花粉症予防や治療の一助となることが期待できる。また、花粉のように呼吸粘膜などから未変性の状態で体内に取り込まれる場合は高い抗原性を持つものであっても、加熱などでその抗原性が低下したことから、穀物と花粉に共通して存在する潜在的アレルゲンは食物アレルギーを引き起こす可能性は低いことが示唆された。

報告書

(7件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2022-11-04  

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