研究課題/領域番号 |
15K21484
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験心理学
認知科学
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研究機関 | 立命館大学 (2018) 愛知淑徳大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
金谷 英俊 立命館大学, 総合心理学部, 助教 (20513039)
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研究協力者 |
永井 聖剛
西崎 友規子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 刺激-運動反応適合性 / 身体化された認知 / 温冷認知 / 刺激-運動反応適合性 |
研究成果の概要 |
本研究では,感覚モダリティからの刺激入力と運動反応との間の刺激-運動反応適合性の有無について実験心理学的検討を行った.特に温冷認知に関する実験の結果,視覚的に提示する画像刺激の物理的及び心理的な温かさ/冷たさと,運動反応出力を行う人間の手の物理的な温かさ/冷たさとの間に刺激-運動反応適合性が認められた.以上の結果から,人間の認知過程において,物理的及び心理的な温冷に関する情報が相互に関係しており,知覚・認知段階と運動反応出力段階との間でその情報が共有されていることを示唆する.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
視覚以外の感覚モダリティにおける人間の認知処理の様態,ならびに感覚モダリティ間の関係性(共通性や違い)を実証的に明らかにすることは,人間の知覚・認知過程を理解する上で重要な意味を持つ.加えて応用面でも,本研究の結果は,バーチャルリアリティ環境において,人間の認知処理の様式に合致するように感覚情報を提示することによって,VR環境をよりリアルに,安定的に認識させるような,感覚提示装置の開発や人間の認知をサポートする環境の構築につながることが期待される.
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