研究課題
若手研究(B)
我々は悪性度の高い癌に発現するアミノ酸トランスポーターLAT1を標的とした新規PETトレーサー[18F]CTP0006を既に開発している。近年急増している前立腺癌での本化合物の有用性を評価するため基礎検討を行った。前立腺癌細胞株およびこれらの細胞株より作成した担癌マウス由来の腫瘍組織においては高いLAT1タンパク発現レベルを示すことを確認、さらに同所移植による腫瘍モデル動物の作成を試みた。しかしながら、原因は不明であるが、手術に伴う死亡率が高く、かつ生着率も10%未満であり、術式および細胞の注入に関して更なる詳細な検討が必要であることが示唆された。