研究課題/領域番号 |
15KK0057
|
研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
身体教育学
|
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
田中 彰吾 東海大学, 現代教養センター, 教授 (40408018)
|
研究協力者 |
Fuchs Thomas Heidelberg University Hospital, Centre for Psychosocial Medicine, Professor
Langdridge Darren The Open University, Faculty of Arts & Social Sciences, Professor
Jovanović Gordana University of Belgrade, Department of Philosophy, Professor
Tateo Luca Aalborg University, Centre for Cultural Psychology, Associate Professor
Gallagher Shaun University of Memphis, Department of Philosophy, Professor
Ataria Yochai Tel-Hai College, Senior Lecturer
|
研究期間 (年度) |
2016 – 2017
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
|
キーワード | 自己意識 / 身体化された自己 / 所有感(sense of ownership) / 主体感(sense of agency) / 反省的自己意識 / フルボディ錯覚 / 離人症 / 現象学 / 身体性人間科学 / 身体化された間主観性 / 現象学的精神病理学 / 身体性 / 人間科学 / あいだ / 精神病理学 / 身体醜形障害 |
研究成果の概要 |
Embodied Human Scienceは、自己意識と他者理解のモデル構築を2つの軸としつつ新たな現象学的人間科学の創出を目指すプロジェクトである。この国際共同研究では、自己意識に焦点を絞り、病理的経験との比較からその解明を目指した。具体的には、離人症と呼ばれる精神疾患を取り上げ、その症状に見られる「自己と身体の遊離状態」を当事者の語りに沿って理解することを試みた。明らかになったのは、この症状では、身体所有感が極端に低下して身体が自分のものとして経験できなくなるとともに、身体的経験を俯瞰するパースペクティヴへの同一化が強まり、直接経験の実感がない空虚な自己意識が残されるということである。
|